飯田 啓太郎
Keitaro Iida
- 入局
- 2012年
私は学生の頃から癌を扱う科に興味があり、そして手術もある外科系を目指していました。泌尿器科は比較的内科に近い分野かと思っていましたが、研修医2年目に泌尿器科をローテートした時、肝門部まで腫瘍塞栓を伴う腎癌の手術を2件も経験しました。消化器外科と心臓血管外科の先生と一緒に長時間の手術を行い、「泌尿器科も激しい手術がある外科なんだ」と感じたのを今でも覚えています。さらに癌の分野における診断や薬物療法、緩和医療にも興味があり、これらを全て網羅できるのは泌尿器科しかないと思い泌尿器科医になりました。今は臨床をしながら、大学院生として膀胱癌の研究を行なっています。
学生や研修医の時に経験したことは非常に貴重で、その後の医者人生を大きく左右すると思います。指導医の先生や患者さんとの出会いを大切にしてください。