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第一人者をめざそう

大学病院では診療、教育、研究の3つを行うことが使命ですが、その基盤は教育にあると考えます。若い力が、私たちの教室だけでなく、未来の泌尿器科学、医療を切り拓いていくことを期待しています。

医学部教育:「心」と「技」を基本とした指導

私の理想とする医学教育は、知識だけでなく、それを論理的に考え、さらに応用する創造力を養うことです。「自ら学び、応用し、行動できる医師」を養成するため、診療チームの一員として自覚をもち、医行為、医療にあたっていただきます。スタッフは、医師として患者を想う「心」、と治療する 「技」の修得、を基本とし、熱意をもって指導にあたります。

卒後教育:ジェネラリストであり「第一人者」であるために

研修医には、第一線の診療能力を重視し、泌尿器科疾患のプライマリーケアが自信をもって行えるよう指導していきます。将来の泌尿器科医を育てる気持ちで診療の魅力を伝えたいと思います。

泌尿器科専攻医には、泌尿器科専門医、各専門領域(サブスペシャリティ)での資格を取得できる体制を整えます。泌尿器科の一般的疾患への対応能力はもちろんですが、先進的・専門的治療が行える「第一人者」といえる人材となるよう、全力で支援していきます。その過程では、研究に取り組むことも必要です。学内、国内外への留学、共同研究などを通じて世界に発信できる、「凌雲之志」をもった泌尿器科医の養成をめざします。

「凌雲之志」を胸に抱いて

名古屋市立大学 腎・泌尿器科学分野は、昭和28年(1953年)に開講されました。初代 岡直友教授、第二代 大田黒和生教授、第三代 郡健二郎教授の後任として、平成27年(2015年)安井孝周教授が就任し、現在に至ります。名古屋市立大学病院(病床数808床)は、名古屋市内の中心部に位置する中核医療機関であり、地下鉄桜山駅から徒歩1分と交通アクセスの非常に良い大学病院です。当院では、ロボット(ダ・ヴィンチ)支援下手術や腹腔鏡・内視鏡手術を積極的に行っており、患者さんにとって低侵襲で負担の少ない治療をめざしています。また以前より小児先天異常に対する治療・研究を積極的に展開しており、平成29年(2017年)4月には小児泌尿器科分野が新設され、林祐太郎先生が初代教授に就任しました。

名古屋市立大学病院では、先進医療についても積極的に取り組んでいます。現在、膀胱尿管逆流症に対する腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術(2012年10月承認)、MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法(2017年6月承認)を実施しています。このような先進医療に取り組む一方で、基礎研究にも力を入れています。当教室には、腫瘍・尿路結石・小児先天異常・排尿障害・不妊を研究テーマとした5つの研究グループがあります。

教室には先代教授の郡健二郎先生が揮毫した額「凌雲之志」が掲げられています。大きな大志を抱くことをモットーとして、日々研究に取り組んでいます。今では多くの若手医師が国内外の学会に参加し、その研究成果を発表しています。

名古屋市立大学泌尿器科専門研修プログラムは、名古屋市立大学病院を基幹施設として、都会あるいは地方拠点病院からなる15連携施設から構成されています。このほとんどが名古屋市内を中心に愛知県内にあります。この研修施設群において、ロボット(ダ・ヴィンチ)支援下手術や腹腔鏡手術などの低侵襲手術、泌尿器腫瘍、尿路結石症、小児泌尿器科、女性泌尿器科、排尿障害、生殖医療などの領域を専門的に研修することができます。泌尿器科専攻医には、泌尿器科専門医、各専門領域での資格を取得できる体制を整えています。そして、泌尿器科専攻医皆さんのキャリアプランを全力で支援していきます。

まだまだ全国的にみても泌尿器科医は圧倒的に不足しています。私たちは、男女を問わず、泌尿器科医を志す若き先生たちを「一人前の」泌尿器科医に育て、さらに専門分野で「第一人者」として活躍していただくという使命感をもって人材育成に努めたいと考えています。当教室に少しでも関心をもたれた医学生、初期研修医の皆さんには、ぜひ一度病院見学に来ていただければと思います。

(医局長 安藤亮介)

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