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受賞・助成金レポート

2015 受賞報告

岡田淳志先生 平成27年度日本医師会医学研究奨励賞

名古屋市立大学

岡田淳志

受賞年月 2015年11月

このたび、2015年11月1日に、日本医師会館において開催されました第68回日本医師会設立記念医学大会の席上で、平成27年度日本医師会医学研究奨励賞を受賞する栄誉にあずかりました。

 受賞研究題目は、「メタボリックシンドロームにおける尿路結石促進機序の解明と分子標的治療への応用」です。

 尿路結石は近年急速に増加し、本邦では男性の7人に1人が、女性の15人に1人が一生のうちに罹患する国民病となりつつあります。またその5年再発率は50%と高く、再発予防法の確立は急務です。私たちは、尿路結石の有病率が血清コレステロール値・BMIの年齢変化・性差・体重の増加と強い相関があり、その形成機序が動脈硬化に類似していることに着目し、「尿路結石はメタボリックシンドローム(MetS)の一病態」とする概念を提唱してきました。さらに尿路結石に数%含まれる有機物質オステオポンチン(OPN)を同定し、その発現制御が結石形成予防につながることを発見してまいりました。特にOPNは、動脈硬化形成においても重要な役割を果たしていることから、その制御は動脈硬化予防への応用も期待されます。

 本研究の目的は、MetS環境における結石形成機序の解明と、OPN制御による動脈硬化・尿路結石に対する分子治療の開発です。

 本賞の申請にあたっては、日本泌尿器科学会理事長 藤澤正人先生のご推薦を頂きました。深く感謝申し上げます。このような大きな賞を頂き、大変恐縮するとともに、本研究を着実に成し遂げ、真に患者様に貢献できる成果に繋げる責務があると強く思います。今後、多くの先生方や他分野の方々のご協力・ご指導を頂きながら精進致します。

[掲載日:2018年12月]

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