受賞・助成金レポート

この度、第270回日本泌尿器科学会東海地方会におきまして、「全身化学療法を施行した維持透析中の尿路上皮癌の1例」という演題名で発表を行い、優秀発表賞を頂くことができました。

転移性尿路上皮癌に対する抗がん剤治療は、腎機能低下を認める患者さんが多くいらっしゃることもあり、その投与方法や副作用対策において難渋することを多く経験します。今回の発表では、その中でも維持透析を行っていらっしゃる患者さんに対して、血液中の抗がん剤の濃度を定期的に計測し、投与方法をシュミレーションすることで、最大限の効果を得るという、新しい試みです。

東海地方の先生方に、発表内容をご評価頂けたことを励みに、同様の患者さんに少しでもよりよい抗がん剤治療を提供できるよう、さらに工夫をしながら日々の診療を行って参る所存です。

ご指導頂いた先生方には、この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

［掲載日：2018年12月］