教室案内
名古屋市立大学
窪田泰江
受賞年月 2015年06月
この度「臨床薬理の進歩」に執筆しました論文 “過活動膀胱におけるKIT-SCFシグナル伝達系の機能解析と分子標的治療薬の開発”が、上記受賞となりましたので、ご報告させて頂きます。15年ほど前、平滑筋について研究を行っている生理学教室でお世話になったことがきっかけで、膀胱についての研究をこれまで細々とではありますが、続けて参りました。13年前の英国オックスフォード大学に留学は非常に大きな出来事で、その間に現在の研究の大元になっているKit陽性間質細胞との出会いがありました。消化管ではペースメーカー細胞として重要な役割をしていますが、膀胱における役割についてはまだわかっていません。私達はヒト過活動膀胱やモルモット尿道閉塞モデルの膀胱では、この細胞が増加していることを確認しており、現在その役割を解明すべく、排尿研究グループの仲間にも協力してもらい、研究を続けているところです。臨床・育児をしながら、多くの方々に支えて頂けたおかげで、今日まで続けることができたと感謝しております。今自分がやれることを継続することが大切だと思いますので、可能な範囲で今後も研究を続けていけたらと思っています。今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
[掲載日:2018年12月]
2015年 受賞報告一覧へ戻る
この度「臨床薬理の進歩」に執筆しました論文 “過活動膀胱におけるKIT-SCFシグナル伝達系の機能解析と分子標的治療薬の開発”が、上記受賞となりましたので、ご報告させて頂きます。15年ほど前、平滑筋について研究を行っている生理学教室でお世話になったことがきっかけで、膀胱についての研究をこれまで細々とではありますが、続けて参りました。13年前の英国オックスフォード大学に留学は非常に大きな出来事で、その間に現在の研究の大元になっているKit陽性間質細胞との出会いがありました。消化管ではペースメーカー細胞として重要な役割をしていますが、膀胱における役割についてはまだわかっていません。私達はヒト過活動膀胱やモルモット尿道閉塞モデルの膀胱では、この細胞が増加していることを確認しており、現在その役割を解明すべく、排尿研究グループの仲間にも協力してもらい、研究を続けているところです。臨床・育児をしながら、多くの方々に支えて頂けたおかげで、今日まで続けることができたと感謝しております。今自分がやれることを継続することが大切だと思いますので、可能な範囲で今後も研究を続けていけたらと思っています。今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
[掲載日:2018年12月]