エンドウロロジー(結石)
フェローシップのご案内
名古屋市立大学大学院医学研究科 腎・泌尿器科学分野では、この度 Endourological Societyによる国際認証のフェローシッププログラムに国内初として参加致しました。
本フェローシップでは、泌尿器内視鏡手術のエキスパートを育成するため、主に尿路結石・BPH・腎(尿管)ロボット/腹腔鏡手術や臨床研究などを経験していただきます。
本フェローシップの特徴として、これまでに当教室で行ってきた臨床・基礎研究をバックグラウンドとし、2023年4月より統合された名古屋市立大学病院群 (下記:総病床数2200床)の豊富な症例数・データベースを元に先進/高度医療から、コモンな疾患・手術などを学んでいただける点があります。また、診療・研究とも豊富な経験を積んだスタッフによるメンタリングを通して、大学院生・専攻医の先生などへの教育にも携わっていただきます。
プログラムの内容
期間
2年間(開始時期は相談となります。)
約50%の研修時間は臨床・基礎等の研究時間となります。
必須執刀手術
PNLまたはECIRS | 60例 |
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TUL | 120例 |
必須研修項目
- 1論文をJournal of Endourologyに投稿
- 1論文を英文雑誌に掲載(雑誌は問わず)
- Endourological Society annual meetingでの発表
上記必須項目を修了し、Endourology Societyに提出後、fellowship certificateを取得します。
経験推奨手術/診療
- 腹腔鏡下腎(尿管)全摘術
- ロボット支援尿管形成術
- BPH手術(HoLEP・Rezumなど)
- ESWL(ドルニエcertificateを取得いただきます)
- 24時間蓄尿等を用いた再発予防のプランニング
主な研究内容
- 尿路結石症の国内データバンク・バイオバンク(多施設共同研究)
- 尿管狭窄に対するロボット支援尿管形成術
- ロボット支援透視下腎穿刺によるPNL・ECIRSの特定臨床研究
- VRを用いたPNL・ECIRSにおける術前シミュレーションの有効性
- 海外共同治験(原発性シュウ酸尿症の新規治療薬・尿管ステントの有用性・圧センサー付軟性尿管鏡の有効性)
- METEOR Project (医工理薬連携の異分野共同研究)
- アメリカUCSF・カナダBritish Columbia大学との共同研究
また研修終了後の進路はご希望により、1.当教室での臨床・研究の継続、2.国内外共同研究施設への留学、などを相談させていただきます。
勤務地
名古屋市立大学病院
他、以下名古屋市立大学病院群への診療・手術派遣も予定しています。
- 名古屋市立大学医学部附属東部医療センター
- 名古屋市立大学医学部附属西部医療センター
- 名古屋市立大学医学部附属みどり市民病院
- 名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院
給与・待遇
名古屋市立大学 病院助教〜臨床研究医 相当
(要相談。新規雇用となるため、タイミングにより異なり、移行もあります。)
詳細は後日、本学および病院規程をご参考いただきます。
当直・代務枠なども上記相応のものを予定しています。
スタッフ
プログラム責任者 |
安井孝周 教授 田口和己 講師 |
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医局長 | 岩月正一郎 講師 |
教育担当 | 岡田淳志 准教授 |
病棟医長 | 濵本周造 講師 |
研究室長 | 海野怜 助教 |
ほか
応募資格
専門医取得以降〜卒後20年目程度
選考方法
CVなどの書類審査、スタッフとの面談にて総合的に判断させていただきます。
応募方法
下記連絡先まで、Eメール・電話等でご連絡下さい!!
〒467-8601
名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1 医学部研究棟9階 腎・泌尿器科医局
Email:ktaguchi★med.nagoya-cu.ac.jp
(★をアットマークに変更下さい)
→名古屋市立大学大学院医学研究科 腎・泌尿器科学分野 田口和己 宛